<Header>
<Author: 皇甫冉>
<Title: 曾山送別>
<Format: 七言絕句>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 曾山（そうざん）にて別（わかれ）を送（おく）る>
<BookPage: 319>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
淒淒遊子若飄蓬，
明月清樽秪暫同。
南望千山如黛色，
愁君客路在其中。
<End Poem>
<Translation>
わびしい旅人の身は風に吹かれて飛んでゆく根の絶えた枯れよもぎのような境遇になやんでいる。だが、こよいの明月のしたで、清酒を酌んで、しばしの名残りを借しもう。南のかたを眺めると、いくえにも連らなる山々がウッスラと黒ずんでまゆずみのように見えるが、君が行く道があのなかにわけ入るのかと思うと、わたしは憂愁にとざされるおもいだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
わびしい旅人の身は風に吹かれて飛んでゆく根の絶えた枯れよもぎのような境遇になやんでいる。
だが、こよいの明月のしたで、清酒を酌んで、しばしの名残りを借しもう。
南のかたを眺めると、いくえにも連らなる山々がウッスラと黒ずんでまゆずみのように見えるが、
君が行く道があのなかにわけ入るのかと思うと、わたしは憂愁にとざされるおもいだ。
<End Formatted Translation>